07エビデンス A

血圧を測定し、高ければ薬を飲んで目標値まで下げる

血圧が 10 mmHg 下がるごとに、重大な心血管疾患の発症リスクが2割減少し、脳卒中は 27%、心不全は 28% 低下し、死亡確率は 13% 低下します。中国の 35 から 75 歳の人々のうち、44.7% が高血圧ですが、実際にコントロールできているのはわずか 7.2% です。

費用・手間

電子血圧計は 100 から 200 元。

効果

123 件の試験、および 61 万人以上のデータを統合して算出。収縮期血圧が 10 mmHg 下がるごとに、主要な心血管イベントは約2割減少します。

費用・手間

電子血圧計は 100 から 200 元。測定時間は1回につき 1 分。降圧薬の多くは月々数元から数十元です。難しいのは、症状がなくても飲み続けなければならない点です。

効果

123 件の試験、および 61 万人以上のデータを統合して算出。収縮期血圧が 10 mmHg 下がるごとに、主要な心血管イベントは約2割減少します。元の値 RR 0.80、信頼区間 95% CI 0.77 から 0.83。収縮期血圧とは、血圧の2つの数値のうち高い方のことです。脳卒中は約 27% 低下(RR 0.73)。心不全は約 28% 低下(RR 0.72)。全死亡率は 13% 低下(RR 0.87、95% CI 0.84 から 0.91)。中国では 35 から 75 歳の 170 万人を対象にスクリーニングを実施した結果、44.7% に高血圧が認められました。この人々のうち、自身の高血圧を自覚しているのは 44.7%、治療を受けているのは 30.1%、コントロールできているのはわずか 7.2% です。

出典

Ettehad D 等 (2016). Blood pressure lowering for prevention of cardiovascular disease and death: a systematic review and meta-analysis. Lancet. https://doi.org/10.1016/S0140-6736(15)01225-8 ; Lu J 等 (2017). Prevalence, awareness, treatment, and control of hypertension in China (China PEACE Million Persons Project). Lancet. https://doi.org/10.1016/S0140-6736(17)32478-9

出典を開く
著者の注記

まずは一度、血圧を測ってみてください。中国の 10 人の高血圧患者のうち、コントロールできているのは 1 人にも満たないため、この一度の測定は本書の中で最もコストパフォーマンスの高い行動の一つと言えます。目標値としてどこまで下げるべきか(130 か 140 か)については議論がありますが、「自身の高血圧を知り、それを下げる」という事自体に議論の余地はありません。

自分のメモ