14エビデンス B
嫌な出来事を何度も思い返している自分に気づいたら、手を動かす作業に切り替える
嫌な出来事を何度も思い返しても、答えは出ない。それは単に抑うつを悪化させ、ネガティブな思考を定着させ、問題解決を困難にし、実際の行動を妨げ、さらには周囲の聞き手(理解者)を使い果たしてしまうだけである。同じ場所を堂々巡りしている自分に気づいたら、何か手を動かす作業をしなさい。
費用・手間
お金はかからない。難しいのは、自分が反芻(はんすう)していることにまず気づくことである。
効果
複数の研究のレビューによると、嫌な出来事を何度も思い返すこと(反芻思考)は、抑うつを悪化させる。
費用・手間
お金はかからない。難しいのは、自分が反芻(はんすう)していることにまず気づくことである。気づくこと自体に訓練が必要だ。
効果
複数の研究のレビューによると、嫌な出来事を何度も思い返すこと(反芻思考)は、抑うつを悪化させる。また、ネガティブな思考を強化し、問題解決能力を低下させる。実際の行動を妨げ、周囲の聞き手を使い果たしてしまうこともある。これは不安、過食、アルコール依存、自傷行為とも関連している。
出典
Nolen-Hoeksema, Wisco & Lyubomirsky (2008). Rethinking Rumination. Perspectives on Psychological Science. https://doi.org/10.1111/j.1745-6924.2008.00088.x
出典を開く著者の注記
レビューは方向性を示しているだけで、数値は示していない。「作業を切り替える」のは著者自身のやり方である。文献が裏付けているのは、「注意を逸らすことは、同じ場所を堂々巡りし続けるよりも良い」という一点のみである。具体的に何の作業に切り替えるべきかについては、比較検討されたものはない。
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